VF-103
"Sluggers"が1991年と1992年に大西洋艦隊航空司令部よりBattle-Eを連続受賞した際の記念パッチです。Battle-Eの"E"とは
"Efficiency"の略で、アメリカ海軍航空司令部よりその年の効率的で、かつ全面的に最良な(もしくは戦闘訓練などを含め勝利した)飛行隊に贈られる賞ですが、1991年のVF-103はCV-60/CVW-17にて湾岸戦争に参戦。CVN-69に代わり紅海に展開し、Operation
Desert
Storm(砂漠の嵐作戦)に参加しました。VF-103は同空母航空団の攻撃隊のエスコートや偵察・爆弾攻撃の成果判定や戦闘区域のパトロールなどで活躍しました。また翌年のクルーズではボスニアへの国連主体とする人道援助活動であるOperation
Provide
Promiseに参加。戦争で荒廃するサラエボへ食料や薬などを供給する作戦で、CVW-17に所属する艦載機と共に同作戦をサポートしました。1990年にSafety
Award(安全賞)を受賞していたVF-103ですが、1991年にBattle-Eを受賞。また1992年にもSafety
AwardとBattle-Eを受賞する快挙を成し遂げました。パッチのデザインは部隊名のSlugger(強打者)にちなみ、バットに寄りかかるトムキャットマスコットがTwo
in a row
baby(2回連続受賞だぜベイビー)とピースサインで余裕の表情をしています。